無罰の苦しみ

みなさんは義務教育の社会科の授業で、「日本は法治国家である」ことを学び、「国民は法の下(もと)平等である」と教わってきたと思います。

私が探偵としてお受けする調査事案に「浮気調査」がございます。

浮気…それは、配偶者が他の異性と不貞な行為に至ること!

簡単に言うと、結婚しているのに他の異性と肉体関係に発展していることです。

これには、いろいろな要件や要素を含み解釈が異なることもございますので、浮気に関する定義は後ほどゆっくりご説明していきます!

とは言え、浮気調査で配偶者の浮気が明確になると、

話し合いをせずイザという時の証拠 5%
家族を交えて話し合いする傾向  40%
内容証明郵便で警告し慰謝料請求 15%
家庭裁判所や簡易裁判所での調停 30%
地方裁判所で訴訟する傾向    10%

(特命探偵事務所社内統計に基づく)

当然、当事者間や親族間で話し合いをしても解決に至らない場合は、調停や訴訟に発展いたしますので、70%前後の確率で調停や訴訟を経験される方は珍しくありません。

それでは、今回のテーマである「無罰」とはどのようなことなのかと申しますと、

まずは「慰謝料」…

「慰謝料」とは何か、辞書で調べると、「相手の心を敬い(うやまい)慰め(なぐさめ)る際の金銭」とあります。

いわゆる、損害を与えた側が、相手の心を敬い慰めるために、損害(受けたダメージ)を賠償するものです。

判例や判決においても、慰謝料の相場はあるにせよ、損害を受けた側に対し損害を与えた側に慰謝料を支払わせることは周知の事実です。

しかし、判決が出てから「お金が無いから払えない!」「仕事を辞めたから払えない!」「貯金が無いから払えない!」「生活が苦しいから払えない!」と後出しで馬鹿の一つ覚えのような、払えない理由を強く主張する方も多く見られます。

今回の例は浮気事案(不貞事案)に関するものですので、浮気の肉体的要素から被告側の言い訳を聞いてみると…

「お金は無いけどセッ○スはしたい!」
「生活は苦しいけどセッ○スしたい!」
「貯金は無くてもセッ○スは出来る!」
「仕事を辞めてもア○コは舐めたい!」

としか聞こえないのは私だけでしょうか…

もはや、アブラハム・マズロー博士(以降「マズロー博士」と言います)の人間の欲求5段階説に当てはめて考えた際、一番低辺にある、生理的欲求(=動物的習性)以外何ものでもありません!

これら、動物的な性(さが)を満たすために、人としての善悪を見失い、非道徳的な行為によって相手方の心身に損害を与え、「お金が無いから払えない!」という理由で、日本の司法は鵜呑みにしてしまうことがあって良いものでしょうか?

日本は法治国家で、法の下、国民生活が平等でなければならないのではないでしょうか?

物理的に、(お金)無い所からは取れない!

お金がない人は、何をやっても許されるのでしょうか?
人の心身に損害を与えても、お金が無ければ無罪(無罰)なのでしょうか?
そもそも公平かつ平等な判断をもって、お金が無ければ罪を償わなくて良いのでしょうか!

私はこれまで、「お金がないから払えない(償えない)」という理由に苦しめられている方を数多く見てきました。
お恥ずかしい話、私の身内にも同じ理由に苦しんでいる者もいました。

そんな同じ苦しみを持つ方のお役に立ちたい…
司法制度に強く訴えていきたい!

そう強く想い、今日も、私は浮気調査の現場に立ち続けています。

次回、離婚後の養育費についてお話いたします。

 

2015年02月26日